「フリーランスの仕事の探し方ってどうするのだろう?」

サラリーマンと違って、定期的にお給料が出るわけではないのでフリーランスの仕事探しは死活問題ですが、最近ではフリーランスにとって恵まれた環境ができつつあります。

なぜならクラウドソーシングサイトなどのお仕事を紹介するサイトがたくさんできて、仕事探しには困らなってきたからです。

しかし、問題なのは仕事を見つけた後の失敗やトラブルです。

会社に守られていない分、サラリーマンやパートの何百倍もガードを固くしておかなくてはいけません。

この記事では、「フリーランスの仕事でやりがちな5つの失敗」を実際にフリーランスで活躍している人たちに聞いてまとめました。

ぜひあなたの仕事探しに生かしてくださいね。

登場人物

Wさん(20代、男性)
フリーランス歴:9か月
職業:ライティング
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト

 インタビュアー

フリーランスの仕事探しは簡単だけど、単価の低い案件ばかり引き受けて月に数千円しか稼げなかった

Wさんにお越しいただきました、ありがとうございます。
Wさんは普段、どのようなところでフリーランスとしてのお仕事を探していますか?

クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトですね。
仕事が簡単に見つかりますか?
はい、結構ありますよ。でも、フリーランスの仕事探しで注意しなくてはいけないことがあります。

注意?具体的にはどのようなことですか?

当初は安い単価のばかり受けて居てひたすら安請負をしていたので月に数千円程度しか稼げなかったのでモチベーションが上がりませんでした。

なるほど、仕事の単価って大きいですよね。

その後少しずつ文章の長いタスク等をこなしていくにつれてコンスタントに稼げるようになりました。

そのようなご経験を踏まえてこれからフリーランスとして仕事を探している方にアドバイスをお願いします。


安請負をするのは辞めましょう。条件の良い案件は探せば出てきますので自分のスキルの有無にかからずあまり割に合わないと思ったら受けない様にするのも一つの選択になります。そして出来る限り毎日少しでもこなしていきましょう。誰しもが皆最初は初心者であり素人ですので質より量で案件を受け続ければある程度上達していきます。

なるほど!最初は自信が無いのでお金をたくさんいただくことをためらいますが、そんなことはないのですね。心配なようなら量をこなして自信をつけて単価の高い仕事を挑戦すれば心理的なハードルも下がりますしね。

ありがとうございます。ではここから、経験者に聞いた「フリーランスの仕事でやりがちな5つの失敗」を事例を踏まえてご紹介します。

フリーランスの仕事探しでやりがちな5つの失敗事例

1、案件選びの失敗

AC写真

◆自分の適性が分からず案件選びに失敗していた

案件は単価と仕事の難しさは比例しないということがわかりました。
それぞれの案件が難しく感じるか、そうでないかは個人差があります。

私の場合は自分の経験が生かせる案件のほうが、上手くいくことが多いような気がします。
最初の頃はそれが良く分からずに、無駄に時間ばかりかかってしまっていたように思います。

●会社勤めの頃より収入は減ったが支出を減らすことで結果的にプラスに

私は会社に勤務していた頃に比べると、かなり収入が下がってしまいました。
そのため、最初の頃は生活していけるのか不安でした。

しかし、収入が少なければ少ないなりに生活していけることも分かりました。
収入が多かった頃に比べると、支出もかなり減り、結果的には毎月プラスになっています。

フリーランスは大変な道のりかもしれませんが、良いご縁が続くことで続けられている部分もあります。
頑張ってください。

(40代、女)
フリーランス歴:2年8カ月
職業:ライター
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト

 

◆仕事をたくさん入れ過ぎてしまい、家族の看病で納期が遅れる

フリーランスで仕事を始めたばかりの頃、「たくさん仕事をしなければ」と意気込みすぎて、かなり多くの仕事を入れてしまったことがありました。

ところがその矢先、私の娘が体調を崩し看病が必要な事態になったため自分が思っていたペースで仕事ができなくなってしまいきちんと連絡は入れて、了承は得られたものの、当初の納期から大幅に遅れて納品することになってしまった、という大きな失敗をしてしまいました。

●もしもの時のアクシデントも考えて余裕を持ったスケジュール管理を

フリーランスの場合は、自分や家族に何かあるなどの予期せぬトラブルが起こった場合、誰も代わってくれる人はいません。
仕方のない事情とはいえども、納期を守れないということが度重なれば信用にも関わってきます。
クライアントに迷惑をかけないという意味でも、信頼を損なわないという意味でも、
余裕を持ったスケジュールで仕事を受けることをおすすめします。

(30代、女性)
フリーランス歴:2年半
職業:ライター
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト、口コミや知人などの紹介

2、クライアント選びの失敗

AC写真

◆怪しいクライアントの仕事を受けてしまった

初めてクラウドソーシングを始めた頃、スカウトでツタヤなどの映像配信サービスに登録をするという仕事を受けてしまいました。すぐに解約すれば料金はかからないというものでしたが、やりとりをする相手が途中でアカウントが凍結したなどと言い出し、明らかに不審でした。最初は仕事の良し悪しもわかりませんでしたが、今となっては受けるべき仕事ではなかったと思います。

●仕事選びは慎重に行おう

クラウドソーシングに出されている仕事の中には怪しいものも含まれてしまうのは、性格上仕方のないことだと思います。顔が見えない相手とのやりとりですので、その仕事が本当に安全で金額が妥当なものかをよく見極めて選ぶことをお勧めします。仕事の良し悪しがわかるまではどうしても時間を要します。初期には慎重に仕事を選ぶことをお勧めします。

(30代、女性)
フリーランス歴:4ヶ月
職業:ライター
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト

3、ギャラや入金などのお金の失敗

AC写真

◆飛び込みで入った仕事を安易に引き受けて、その後金銭トラブルに

飛び込みでメールの仕事の依頼、急いでいるようだったので深く考えず仕事を受けました。
後日、入金が無く、メールをするも入金します。と返ってくるだけで中々入金されませんでした。
結局、全額ではなく、半分ぐらい分割で入金になりました。
個人的に受けるのはNGでした。

●確実に入金される案件を取ることが安全

確実に入金の確認が取れる方法以外での仕事には要注意です。
出来れば、クラウドソーシングサイトや中間業者のある仕事の方が、安全で確実な仕事が出来ます。
個人的な依頼に関しては、仕事を受けた時点で先に入金をお勧めします。
手数料は取られますが、入金が無いまま連絡が取れなくなるのが一番困ります。
個人依頼は見極めるのは難しいので、心配な方は受けない方が賢明です。”

(40代、女性)
フリーランス歴:15年5か月
職業:イラストレーター
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト、その他

◆ギャラの交渉をせず仕事をして大失敗

駆け出しの若い頃に、知人の紹介で仕事の依頼をしてきたクライアントに対してギャラの交渉や交通費の有無などを遠慮して自分から聞かなかったことで失敗しました。
遠慮して聞かないまま仕事の契約をして仕事にとりかかり、何日もかかって作品を制作し、仕上がって納品して初めてギャラを渡されたときに、そのギャラの安さに大変驚き、毎度の打ち合わせでかかった高い交通費の支払いの無さにも悲しくて途方にくれたのを覚えています。

●ギャラの交渉はとても大事

フリーランスで仕事をしていく上で、どんな業種の仕事であれ、やはり一番気を遣うし、苦労するのは「ギャラの交渉」ではないかと思います。
それは、若ければ若いほど、駆け出しで自信が無ければ無いほど、相手の出方や提案を待ってしまい、受け身になってしまうことで困難になってしまいがちです。
しかし、仕事はあくまでもウィンウィンの関係でなければいけません!
ギャラの交渉はとっても大事なことですので、気を遣い過ぎず、始めにクライアントとよく話し合いをして納得してから仕事にとりかかりましょう。

(30代、女性)
フリーランス歴:17年
職業:グラフィックデザイナー
仕事を探す場所:口コミや知人などの紹介

4、自己アピールの失敗

AC写真

◆表現や言い回しを誤って詐欺呼ばわりされた

「コスメコンサルティング」という、あまり一般的には知られていない仕事のため、化粧品のマルチ商法と言われることが多いです。なのでいかに営業力、表現力が必要かが重要なポイントです。少しでも表現や言い回しを誤ると詐欺呼ばわりされました。押し売りする同業者も多いのでそのせいで話を始めたとたん訴えると言われたことがありました。

●自分のビジョンと社会的なマナー、自己管理が重要

自分のビジョンを明確にして欲しいです。誰かが注意してくれたり指導してくれたりすることが会社勤務より減りますし、また社会的なマナーを忘れず自己管理が非常に重要になります。とにかく最初は失敗することも多いと思いますが、失敗が最初のうちに多ければ多いほど成長が早いと思うので色々チャレンジすると良いと思います。

(30代、女性)
フリーランス歴:4年ほど
職業:コスメコンサルティング
仕事を探す場所:口コミや知人などの紹介、人脈を広げて営業する

◆「仕事ください」アピールをやり過ぎ、全く仕事がこなかった…

はじめのときは何もわからないで、誰彼構わず名刺(名前などが書いた紙切れ)を渡していた。
今思えばとても恥ずかしいことで、人脈は広がっていたけれども仕事を受注することは全く無かった。
自己PRも散々で、日常のことを書き綴るブログやTwitterで「お仕事募集中!」とアピールしていた。やはり仕事は全く無かった。

●求職中の人と同じように思われないようにしよう

いきなりフリーランスを初めても、周囲にとってはただ「仕事探してます」といっているだけの人としか思われません。
営業が得意ならどんどん自分を売り込んでいって、セミナーやオフ会やイベントで人脈を広げるのがいいと思います。
私は人見知りで営業が苦手だったので、最初はクラウドソーシングのプロジェクトを何件もこなし、実力を認めてくださったクライアント様と継続契約を結ぶという流れが多かったです。
ジャンルやスキル、本人の性格によって勝手は違うと思いますが、超実力社会なので自分磨きを頑張って下さい。

(20代、女性)
フリーランス歴:3年8ヶ月
職業:WEBライター、ゴーストライター、文章校正・編集、HTMLコーダ-、WEBデザイナー、WordPress設置・運用
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト、口コミや知人などの紹介、人脈を広げて営業する

5、ルールに対するガードの甘さの失敗

AC写真

◆知らずに法律違反を犯す状況になってしまった

相手先のオフィスに出向き請負で仕事をしていましたが、いつのまにか偽装請負と呼ばれる指示を受けて仕事をする状況になっていたことがありました。
偽装請負は当時マスコミなどで取り上げられ、世間的に大きな問題になっていたため、契約の更新をせずに辞めましたが、単価が非常に良かったので限定的にでも規制を緩和して欲しいと思いました。
特にプログラマーは適宜対応していると、このようなケースになることも多いと思いますので注意が必要です。

●保証がなく利用されることも多いので、ある程度の蓄えを持っておこう

フリーランスで仕事を始める場合、ある程度たくわえがないと厳しいかもしれません。
相手先に出向いて面接などを受けることがありますが、交通費などは支給されないことが多く、意外と費用がかかるので気をつける必要があります。
特に仲介会社などを利用した場合、採用される可能性の低い人数合わせで呼ばれることがあります。
経験の少ないうちは不採用が続くかもしれませんが、頑張ってください。

(40代、男性)
フリーランス歴:10年以上
職業:プログラマー・ライター
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト、口コミや知人などの紹介、その他

◆突然の契約変更で仕事を失う

駆け出しの頃に医療に近い内容の仕事を受注しました。特に医療関係者ではダメとの規約はなく、割も良く3カ月ほどお仕事をいただいていました。突然記事が投稿できなくなり連絡をしたら、来月からは医療関係者のみのライティングにするとのことでした。

●強みを磨いて勉強を怠らないようにしよう!

自分自身でこれだっと思ったことには、日々の勉強がとても大切です。合わせて仕事を真面目に誠実にこなし、お互いに信頼関係を強くすることが大切です。雇う側はお金を払うわけですから、いつもとてもシビアです。本当にフリーランスでやっていく気持ちがあるならば、強みを磨きいろんなことをお勉強することをお勧めします。

(40代、女性)
フリーランス歴:1年間
職業:ライター
仕事を探す場所:クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイト

まとめ

今回の記事では、フリーランスの仕事の探しをしている人たちに「フリーランスの仕事でやりがちな5つの失敗」を経験者の事例よりご紹介しました。

フリーランスは会社が守ってくれない分だけ、「ルール」と「お金」についてはしっかりとガードしなくてはなりませんね。

そのためにはクライアント選びやお金の交渉について慎重になりすぎるくらいが丁度よいかもしれません。

ちなみに、キャリアコンサルティングでは、転職、派遣社員、フリーランス、独立など、ステップアップをお考えの方に対する人生設計サポートを行っています。

キャリアコンサルティング

 

画像元:イラストAC

イラストAC


この記事を書いた人
ワーコ
働くことが大好きで、仕事中毒です。働き過ぎて体を壊して仕事を辞めたことをきっかけに、仕事についてあれこれ考えるようになりました。今はフリーランスをしながら、転職活動もしているという荒業でキャリアアップをはかっています。