◇シャンパンだってワインです。

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シャンパンってワインなの? と思われる人も多いと思いますが、シャンパンはフランス・シャンパーニュ地方でつくられた世界で最も高級だと言っても過言ではないスパークリングワインなんですよ。

 

シュワシュワと発泡しているのは瓶の中で発生したとろけるクリーミーな泡。

 

スパークリングワインによっては炭酸ガスを注入しているものもありますが、シャンパンについては完全に自然発生のものです。

 

しかも、原料のブドウの時点で超丁寧に造られているために、どうしてもお値段が高額になってしまうのです。

 

しかしながら、コルクを開けた瞬間からそのお値段も納得の香りが漂い、口に含むと途端に「ああ、飲んでよかった……!」と思わずにはいられないのがシャンパンなのです。

 

 

◇ドンペリって名前はよく聞くけど……

 

さて、そんなシャンパンですが日本で一番有名なのは、間違いなくドンペリことドン・ペリニヨンです。

 

大手老舗メゾン(ワイン製造会社)であるモエ・エ・シャンドン社の一ブランドで、必ず収穫年のあるヴィンテージシャンパンとなります。

 

「あれ、モエ・エ・シャンドンっていうシャンパンもあるよね?」と思った人、お目が高い!

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そうなんです。

 

実は元々ドン・ペリニヨンはメルシエ社の傘下にありましたが、1970年にモエ・エ・シャンドン社に買収され、ブランドが移行されました。

 

モエ・エ・シャンドンもモエ・エ・シャンドン社が自信を持って販売しているシャンパンの一ブランドで、これはドン・ペリニヨンとは違い収穫年のないノン・ヴィンテージのものとなります。

 

 

◇白ドン、ピンドン、黒ドン……その違いって何なの?

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ドンペリと一言で言っても、その種類は結構たくさんありますよね。

 

特にラベルの色で区別されることが多いですが、その違いはただ単に装飾の違いだけではありません。

 

白が安くてピンクがちょっと高くて、黒やプラチナがすごい高い。

 

世間的にはそんなふうに認識されており間違ってはいませんが、なぜ高いのか、何が違うのかをご紹介したいと思います。

 

・ドンペリ白

ドン・ペリニヨンは全てその年に収穫されたブドウのみが使用されているヴィンテージシャンパンですが、実はシャンパンの8割はNV(ノン・ヴィンテージ)なんです。

 

その理由としては、フランス北部にあり冷涼な地域であるがゆえに毎年取れるブドウのクオリティが一定でないこと、造り手が納得するクオリティを満たしたブドウの収穫量が年々違うことが挙げられます。

 

ブドウの出来が良かった年のワインをリザーヴワインとして残し、それに加えて複数年のワインをブレンドするのが通例となっています。

 

一方でヴィンテージのシャンパンの場合は、収穫してから最低36ヶ月は熟成しなければならず、ドンペリ白については8年の熟成期間を経なければ市場に流通しません。

 

8年もの熟成が必要である理由は、ドンペリの複雑さ、つまりニュアンスの豊かさが長い年月を経てゆっくりと紡ぎ出されるからだと言われています。

 

ドンペリはブドウのクオリティが高い特級畑や一級畑のブドウのみが使用されており、シャルドネとピノ・ノワールがブレンドされたバランスの良いシャンパンで多くの人に愛されています。

 

価格は13,000円から23,000円程度

 

・ドンペリピンク

 

ピンドンとも呼ばれるドンペリピンク。正式名称は「ドン・ペリニヨン ロゼ」になります。

 

ラベルはピンク色ベースだったり、黒ベースにピンク色だったりします。

 

スモーキーの中にさっぱりとした野いちごやシトラスが感じられる逸品です。

 

女性に贈ったら喜ばれるシャンパンの筆頭に挙げられますよね。

 

価格は30,000円から。

 

・ドンペリゴールド

 

「ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ド・ラベイ」は金のラベルがゴージャスなドンペリです。

 

シャンパン発祥となったオーヴィレール修道院にちなんで修道院を意味する「ドゥ・ラ・ベイ」が名前の由来となっています。

 

20年熟成させた貴重なもので、価格は10万円から。

 

・ドンペリ黒

 

黒ともなると、かなりお高く一生の思い出に残るような特別な日に開けたいドンペリです。

 

正式名称は「ドン・ペリニヨン エノテーク ヴィンテージ」

 

エノテークというセラーに16年寝かされ熟成された特別なドンペリです。

 

価格は50,000円から。

 

・ドンペリプラチナ

 

ドンペリプラチナとはドンペリ黒の70年代以前に造られたものになります。

 

希少であるために価格は30万円から。

 

ここまで丁寧に熟成させると、その偉大なる風味や香りに圧倒されてしまうそうですよ。

 

他にも、ドンペリでは3度迎えると言われている熟成(プレニテゥード)のピークでリリースされたP2P3も販売されており、そちらは飲み頃が味わえるとなって非常に人気が高くなっています。

 

◇まとめ

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ドンペリの色(ラベルや呼び名)の違いは、ロゼ以外は熟成期間の違いとなります。

 

・白→8年

 

・黒→16年

 

・ゴールド→20年

 

・プラチナ→70年代以前のもの(約40年ほどの熟成)。

 

もし、そんなドンペリが自宅に眠っていたらどうしますか?

 

わたしなら、間違いなく記念日に開けるか、もっと熟成させるために寝かせます。

 

けれどもし、普段はワインを飲まない人が自宅や自宅倉庫に眠っていたものを見つけたとしたら、宝の持ち腐れになってしまいますよね。

 

シャンパンは資産ですから、飲まないのであればシャンパン好きな人にお譲りしたほうがシャンパンも嬉しいはずです。

 

特にドンペリは欲しい人がとても多く、高く買取ってもらえるようです。

 

しかしながら、買取業者に依頼すると販売価格の半額以下の値段で買取られるのが通常。

 

せっかく高額なワインを持っているのに、なんだか買取られ損な気分になりかねない……と思う人は、

 

ぜひオークション代行業者もチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

高く売れば売るほど出品者の取り分が多くなるという特徴があるため、もし自宅に「ドンペリ白やピンドンがたくさんorドンペリ黒orドンペリゴールドorドンペリプラチナが眠ってるんだけど!」なんていう人がいたら、ワイン買取業者にお願いするよりもオークション代行業者に依頼したほうがお得ですよ!

 

 

 

 

 

 


この記事を書いた人
山ノ内あゆこ:元ソムリエ

ボジョレー・ヌーボーやヴィーノ・ノヴェッロなどの新酒にはまって大学時代にソムリエを目指す。卒業後、バーに勤務しながらソムリエの資格を取得。現在は子育てのため、ソムリエは休業中。子供がもう少し大きくなったら復帰予定。その際は、同じく元ソムリエのママ友と珍しいシャンパンを集めたお店をやろうと話し合っています。