多くの人が加入している生命保険。
就職、結婚やマンションの購入などにより必要な保障金額が変わるため、こまめに見直しをすることが重要です。
また、今のニーズに合わせて新しい保険商品が登場することも。
魅力的な保険商品を勧められて今の保険を解約しようとしている人は、ちょっと待って!
見直しは確かに必要ですが、今まで支払ってきた保険料が無駄になってしまう損な解約をしてしまわないよう、解約前に必ずチェックしておきたいことを紹介します。

チェック1.解約返戻金の額


出典:ぱくたそ

まずは今入っている保険を知ることです。
一番のポイントとなるのが解約返戻金の額。
生命保険は、基本死亡したときや高度障害状態になった際に支払われるものです。
ただし、途中で解約した場合も解約返戻金として今まで支払った額の何割かが戻ってくる保険も多いです。

今まで支払ってきた額と同額が戻ってくることはまずありえません。
普通に考えれば、そのまま支払い満期まで払い続けて、死亡した際などに満額受け取るのが一番損のない方法ですが、解約してもっと毎月の支払いが安くなる保険に切り替えるのであれば、そのほうが負担が少なくなる場合もあります。

例えば、

月3万円で1千万円受け取れる保険に入っていて、月2万円で500万円受け取れる保険を検討していた場合、
残り20年保険料を支払うとして、毎月の保険料の差額1万円の12ヶ月分✕20年分→240万円節約できることになります。
受取額は500万円減ってしまいますが、節約した240万円分と解約返戻金を合わせてプラスになるのであれば、保険を切り替える価値はあるでしょう。
この場合の返戻金のボーダーは260万円です。

逆に、今の解約返戻金を考えたうえであたらしい保険を検討する目安にするのも良い方法です。
返戻金が260万円だった場合、今の受取額から返戻金を引くと740万円になります。
満了時まで支払った場合の節約分と受取額の合計が740万円以上であれば、切り替えたほうがお得といえます。

チェック2.今のライフスタイルと保険のバランス


出典:ぱくたそ

子どもが小さいうちなどは、子どもの養育費も考えたうえで受取額が多い保険に入っている場合もありますが、子どもが大きくなってそれほど受取金額が必要ない場合もあります。
逆に、若い頃に入った保険では万が一のときの家族の生活を保証できない場合もあるでしょう。

契約した時とライフスタイルが変わっているならば、状況に合った保険に切り替えることも重要です。
自分の養う家族が増えた時、減った時、それに加えて、忘れがちな見直すタイミングはマンションや家を買ったときです。
住宅ローンを組む際にはほとんどが団体信用保険に加入します。
万が一の場合はこの団信により、残りの住宅ローンの支払は免除となるため、いままで居住費として考えていた分の生命保険の受取額は減らせる可能性があります。

保険金の受取は結局は自分に何かあった時に周りが困らないためのもので、必要以上にお金を残す必要はないと考えている人は、今まで払ってきた分よりも損をするかどうかではなく、亡くなった後の最低限のお金を残し、あとは生きている間を有意義に過ごせるような保険に切り替えるというのも考え方の一つです。

保険を見直すタイミング毎に、自分は生命保険に何を求めるのか。
自分がいなくなったあとの最低限の保障なのか、貯蓄の要素も求めるのか。
ライフスタイルの変化によって考え方も変わってくるでしょう。
それによって保険に対する取り組み方も大きく変わってきます。

チェック3.特約の見直し


出典:ぱくたそ

特約は、一つ一つは少額でも、いくつも特約をプラスしていくうちに毎月の支払額は増えてきてしまいます。
契約時によくわからずつけた特約も見直してみたら必要なさそうな場合もあります。
保険料を抑えたい時は、はずせる特約がないかどうかも考えてみましょう。

逆に、保障が足りていない場合は、保険を切り替える以外にも特約をつけることで改善する場合もあります。
例えば、家系的にガンの疾病率が高くて不安な場合は、ガン入院の特約をつけることで、今の毎月の保険料にプラス数百円程度でガンで入院した際の給付金を受け取ることができます。
メインの保険の受取額を抑えて、特約で自分に合った保障をプラスしていくのも一つのやり方です。

チェック4.解約せずに保険料の支払いを止める方法


出典:ぱくたそ

今支払っている保険料を節約したい場合に、解約前に確認したいのが、払済保険への変更です。
今まで支払ってきた保険料を一時保険払いとして、終身、または満期時まで保障を続ける方法です。
本来支払うはずだった満期時までの保険料が減るため、受取額は少なくなりますが保障を継続することが出来るので今までの支払いを無駄にせずにすみます。
ただし、所定の金額を満たしていない場合はこの制度が利用できない場合もあるので注意しましょう。

  • 保険を継続した場合の受取金 − 今の時点から支払い満期まで支払った場合の保険料の総額
  • 今の時点で解約した場合の解約返戻金
  • 払済保険に変更した場合の受取金

のパターンのうち、どれが一番損をしないのかを比較してみましょう。

また、解約返戻金がある場合は、保険料の支払いをやめたあとも解約返戻金の額は上がり続けるので、いまは支払いをストップしたいけれど解約返戻金が減ってしまうのは避けたいという方も検討したい方法です。

他にも、利子は付きますが、今の契約はそのままで、保険料を貸付けてくれる制度などもあります。

「保険料を払えない=解約」だけでは無いということを覚えておきましょう。

チェック5.保険を変更する場合の注意点


出典:ぱくたそ

保険の転換の注意点

保険会社の担当者に保険の解約を相談すると提案されることが多いのが、保険の転換です。
解約→新規契約という手続きではなく、保険を別のものに切り替えることで、今まで支払ってきた保険料によって新規の保険料が安くなるというもの。

ただし、気をつけなければいけないのが、この安くなった保険料は、今の保険を解約した際の解約返戻金を充当しているケースがほとんどだということです。
一見割安になったように感じても、じつは解約返戻金を受け取って、新規で新しい保険に入るのと変わらない事も。

転換だからといって必ずしもお得なわけではない、ということを念頭に置いて、同じ会社だけでなく、他の会社の保険商品もしっかりと検討することが重要です。

特定の保険会社や代理店のからのアドバイスを受ける場合の注意点

いざ、他の会社の保険商品を検討したくても、昔からの付き合いのある担当者などがいる場合は、保険商品の相談はできても、他の会社に切り替えたいという相談はなかなかできないところです。

また、もし相談したとしても、おすすめできない理由が本当のことなのか、自社の保険を解約してほしくないからなのか、どうしても疑ってしまうと思います。

そこで便利なのが特定の保険会社や代理店に属していないアドバイザーの意見です。
ライフプランコンサルティングのKeen Linkersは相談料無料で生命保険に関する相談にのってくれるサービスを行っています。
特定の保険会社にこだわらず、相談者の立場にたって適切なアドバイスをしてくれるので、今の保険が適切なのかどうか悩んだときには、一度こういった客観的な立場でのアドバイスを受けられる相談してみるのもおすすめです。

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無保険状態や保険の重複に注意!

ここまで検討し、他の保険に変更することにした場合、一番避けなければいけないのが、不本意な無保険状態になってしまうことや、保険料が二重にかかってしまうことです。

健康状態によっては、新しく保険に入れない場合や、保険料が上がってしまう場合もあります。
今までの保険を変更する前に、新しい保険の加入条件や、今の健康状態と年齢で加入した際の保険料の見積もりは事前にもらっておきましょう。

また、払済保険などは適用外のケースもあります。
払済保険の受取金をふまえて新規の保険に契約してしまった場合は、保障が足りなくなる覚悟で今までの保険を解約するか、もしくは二重に保険料を払うしかありません。

今の保険の変更状況と、新しく入る保険の契約状況の両方が希望通りになることが確認できたうえで、両方の手続きを進める事が大切です。

まとめ

保険は大きな買い物ですが、万が一の事を考えるとおろそかにはできません。

保険を解約する前にまずは、

  • 今の保険の受取金
  • 今から満期時までに支払う保険料
  • 今の時点で解約した場合の解約返戻金
  • 特約の種類と保険料

を確認しておきましょう。
そのうえで、チェック項目1〜5までを検討し、適切な判断を行うようにしてください。